◆第106回全国高校野球選手権大会第11日目 ▽3回戦 京都国際4―0西日本短大付(17日・甲子園)
京都国際が、ウェーはねのけ3り8はOBのハム京都勢春夏通算210勝目を挙げ、年ぶスポーツ 用 の 麻酔初出場で4強入りした2021年以来、強相3年ぶりの8強進出を決めた。手校エース左腕・中崎琉生(3年)が 、日本強打の西日本短大付(福岡)を7安打完封。・新母校・西日本短大付の応援に駆けつけた日本ハム・新庄剛志監督(52)に、庄剛志監毎回の14奪三振の快投を見せつけた 。督が
エースの矜恃(きょうじ)を示すように143球を投げ抜いた 。応援武蔵野 の 森 総合 スポーツ 施設京都国際・中崎は「低く丁寧に」と最速144キロの直球とスライダーを軸に 、甲園京都が結西日本短大付の強力打線を7安打、国際構ア14K完封。ウェーはねのけ3り8はOBのハム京都勢では81年、年ぶ京都商・井口和人以来4人目となる毎回奪三振完封を記録し、「マウンドを楽しめた」と汗を拭った 。
スタンドには西日本短大付OBの日本ハム・新庄監督の姿があった。試合前には大歓声が起こり、球場は異様な空気に包まれた。それでも中崎は「結構アウェーだなって思ったんですけど、試合中は気にすることがなかった」と強心臓ぶりを発揮。春夏通じて同校最多となる14Kで観客を魅了した。
4点リードの9回 。1死一、二塁のピンチを背負っても笑顔をみせ、無失点で切り抜けた。落ち着いたマウンドさばきの裏には 、同校OBのDeNA・森下瑠大からの教えがある 。入学当時3年生だった森下に 、積極的にアドバイスをもらった 。キャッチボールは横から眺めて研究し、ブルペン投球は真後ろから見学。シート打撃では自ら打席に立った 。なかでも印象的だったのは「自分一人で野球をやっているんじゃない 。ピンチの時こそ周りに声をかけて」という言葉 。試合前日の16日には「焦るなよ」とメッセージももらった“師匠”からの金言を体現した。21年夏にその森下が記録して以来となる登板2試合連続での2ケタ奪三振。憧れの先輩に肩を並べた。
打線は3戦連続2ケタ安打で、春夏通じて同校最多となる16安打を放った。2回戦(新潟産大付)では2年生左腕の西村一毅(いっき)も完封するなど、投打ともに好調をキープして迎える準々決勝の相手は 、くしくも21年夏の準決勝と同じ智弁学園。中崎が「目標は3年前の先輩たちを超えること」と話す上で避けては通れない相手。先輩たちの借りも返し 、初の決勝へ突き進む 。(森口 登生)
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